新年あけましておめでとうございます

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

「新年あけましておめでとうございます」

11月、12月と中々積雪にならず子ども達の雪遊びを心配しましたが、昨年末からの大雪で園庭には高い雪山ができました。気温の低い日には周囲の木々が樹氷をまといとても美しい景色です。

園内の大掃除をしながらバタバタと過ぎてしまった年末と対比し、お正月休み中のしーんと静まりかえったこども園の中は、少し暗く見えました。1月4日からは乳児さんやひまわりさん達が登園し、子どもたちの存在が、また園内を明るくしてくれました。みんなの楽しそうな声を聞き嬉しそうな表情を見ると、こちらも自然と笑みがこぼれ、コロナ禍の不安や疲れも忘れます。今年も園舎に子どもたちの笑顔が満ち溢れ、それがみんなを幸せにしてくれることを願っています。

 約2か月と短くあっという間に過ぎる3学期ですが、厳しい寒さにも負けず外へ積極的に出て、雪だるま、こおり作りやかまくら遊びなど、雪国でしかできない遊びを思う存分楽しみ、冬を好きになって欲しいと思います。同時に、身支度など寒さをしのぐ工夫や転びにくい歩き方を自分なりに見つけたり、道路や木々に積もる雪の様子の変化などにも目を向け興味を持つなど、北国の子どもとして強く逞しく育って欲しいと思っています。

 この冬を越し、3月には巣立っていく年長さん、そしてひとつお兄さんお姉さんになって新しい仲間を迎える在園児、それぞれが一日一日を大切にしながら充実して過ごせるように、また、保護者の皆さまにも安心していただける園であるように職員一同頑張ってまいります。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

                               園長 泉川由利子

クリスマス発表会を終えて…2022年へ

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

先日のクリスマス発表会では、お忙しい中準備していただき、そしてコロナ対策にご協力いただきながらの観覧、本当にありがとうございました。乳児クラスは日常保育の中で、また、幼児クラスは本番を意識しながらこの日に向けて少しずつ練習を積み重ねてきました。ステージに上がっているだけで可愛らしいてんしさん、笑顔いっぱいで大好きなお話しを楽しんだひつじさん、大きな声でお返事や歌を頑張ったほしさん、できることが毎日増えていく乳児さん達の姿を誰もが応援する気持ちで見守っていたことと思います。また、沢山の演目をやりきった年少さんの堂々とした姿には、園生活への自信が感じられ、元気な歌やセリフ、自分たちで道具も作って臨んだ年中さんの劇では、お友達同士で台詞や振りを教え合い、協力しながら作品を完成させていく様子が見られました。

そして、素晴らしかった年長さんの聖劇。23名の子ども達全員が本当のクリスマスを伝えるため、そしてその姿を神様にプレゼントするために心を込めて演じました。また、友だちの良い所を認めること、助け合うこと、頑張る姿に共感し応援することもこの劇の取り組みの中で感じることができました。年長さんの聖劇に真剣な眼差しを向けていた年下の子ども達はこの姿に憧れ、今後繋いでくれることでしょう。

明日から冬休みに入ります。コロナ禍でのクリスマスや年越し、お正月など例年通りにはいかず大人も子どもも我慢の日々が続きます。2022年は日常生活が徐々に戻り、人々の笑顔が増えることを祈っています。

2学期も大変お世話になりありがとうございました。新しい年、またひとまわり大きくなったお子さん達に会えることを楽しみにしています。どうぞ、良いお年をお迎えください。

園長 泉川 由利子

「みてて」

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

雪が降りました。赤や黄色に美しく彩られていた木の葉が落ち、真っ白な衣を纏う冬がいよいよやってきます。いち早く冬支度をしてきた子は、「新しい長靴履いてきたよ。」「手袋買ってもらったよ。」と、嬉しそうに見せてくれます。その小さい手を出して、「せんせい、ちょっときて。」「せんせい、みてて。」と呼ぶ子がいます。「自分で名前書けたんだよ。」「今日のシール、ここであってる?」「給食、ぜんぶ食べられた!」…子ども達には、様々な「みてて」があります。できるようになったこと、嬉しいこと、そして不安なこと。できるようになったことは「すごいね。よかったね。」と共感し、褒めて欲しいのです。そして、できてもまだ一人でするには不安がある子は、見てくれているという安心が欲しいのです。「頑張って。応援しているから一人でやってごらん。」という見守りによりその子のやる気が増し、「ひとりでできた」という自信へと繋がります。「てつだって」から「みてて」 そして「できた」になるようできるだけその言葉に応え、一緒に喜び励ましたいものです。

クリスマスの時期を迎えました。発表会に向けてこども達は、毎日張り切って練習に取り組み、また、待降節のお約束を守ろうと頑張っています。それぞれの学年の練習をみんなで見せ合い、「○○ちゃんかわいかった。」「じょうずだったね。」「こんどはぼくのをみにきて。」と、声を掛け楽しみにする姿が見られます。乳児さんは、初めてのステージを経験すること、年少さんは、楽しんで発表会に参加すること、年中さんは、お友だちと力を合わせてひとつのものを作り上げる経験、年長さんは、本当のクリスマスを伝えるためにみんなで心を合わせ、達成感を味わう経験を通して、それぞれの自信につなげて欲しいと思っています。お子さんの晴れ舞台での成長をご家族で「見ていて」あげて下さい。

~みなさんで一緒にクリスマスをお祝いいたしましょう~

園長 泉川 由利子

聖堂訪問

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

こども園に隣接している花川マリア院。コロナ禍で聖堂訪問、交流ができない日々が続いていましたが、感染が落ち着いてきた為、先日、年長さんの訪問が叶いました。

以前、マリア院の前庭をお散歩した時のこと、「中に入ってみたいな。ステンドグラスきれいだね。」と、話していた年長さん。訪問前日には、「楽しみだな。」「行ってみたい。」という声が聞こえる中、ひとりの女児Aちゃんが「私はいや。行きたくない。怖いから。」と訴えてきました。「大丈夫。怖くないよ。神様がいらっしゃるお家だから一緒に行こうね。」と伝え、心配しながらも当日を迎えました。

初めて入る聖堂に少し緊張していた子ども達でしたが、静かな気持ちで手を合わせ祈り、あたたかい笑顔で迎えて下さったSr.先生のお話を静かにお聞きすることができました。園に戻ってから「どうでしたか?感想をお話したい人はいますか?」との担任からの問いに、真っ先に手を挙げ「お祈りが楽しかった!緊張しなかった。」と、笑顔で答えてくれたのは前述の女児Aちゃんでした。聖堂の怖いイメージは小さな心の中で変化したのでしょう。それに続き「きれいな心になれた。」「Sr.先生が優しそうだった。」「年少、年中さんも行けたらいいね。」と、感想を言い合う年長さんの姿がありました。これからクリスマスに向け、聖劇に取り組む姿を神様が見守って下さることでしょう。

11月15日から始まる待降節。自分の周りで困っている人達、また、遠くはなれ、見えないところで苦しんでいる人、弱っている人達のために自分の小さい心と力を使って何ができるか、ということを考え実行していけるようお子さん達と一緒に約束をしていきたいと思っています。 ご家庭でも献金など待降節のご協力をよろしくお願い致します。

園長 泉川 由利子

成長の秋

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

先日の運動会では、度重なる日程、時間変更の中、ご都合をつけていただきありがとうございました。また、コロナ感染対策にご協力いただきましたことに感謝致します。
限られた時間、内容の中での運動会となりましたが、どのお子さんも皆、今持っている精いっぱいの力を発揮し、自分なりに運動会を楽しみ頑張る姿を見せてくれました。

お家の方に手を引かれながらはちみつポットにお花を入れてゴールした乳児さんのなんとも可愛らしい姿、大好きな曲に合わせて小さな手や足をいっぱいに動かし踊っていた年少さんの楽しそうな笑顔、また、大きなバルーンをみんなで操りいくつもの技を成功させた年中さんのひとつにまとまっていた姿に感心した方も多かったことと思います。そして、1学期から一生懸命練習してきた年長さんのよさこいやリレー。勝ち負けを意識し本気で取り組む姿、緊張感の中で心をひとつにしてみんなで表現する姿勢は見ている人達に感動を与えてくれました。

大きな行事を通し、できることが少しずつ増えたお子さん達。この素晴らしい経験をこれからの自信につなげ、大きく成長してくれることと思います。

10月。収穫の秋を迎えました。私たちの食卓には、毎日当たり前のように食べ物が並んでいます。
このお恵みは、生産者や流通、販売その他沢山の方々を通して届けられることを知り、感謝していただくようになって欲しいと思います。また、食べられない人達に子ども達の祈りが届けられるよう願っています。
「かみさま おいしいおしょくじをありがとうございます。おおきくなるため、すききらいをしないでなんでもたべます。たべるもののないひともたすけてください。いただきます。」

園長 泉川 由利子