園長のことば

一歩ずつ 少しずつ

毎朝、通勤のバスを降りると、登校途中の小学生とすれ違います。黄色いカバーをつけたランドセルの一年生は、高学年であろうお兄さんに手を引かれて信号を渡っており、その姿はとても小さく、可愛らしく見えます。子ども園での年長さんは一番大きい学年で、縦割りクラスの中では年下の子のお世話をしたり、当番活動をリードしたりと頼りになる存在でした。そんな子ども達も学校では最年少。今度は年上の子に助けられながら次の段階へ進み、また成長していくのだな…頑張れ…!!と、心の中で応援しながら通り過ぎました。

園では、入園したばかりのてんし組さんが先生におんぶされて泣いていました。その横では、てんし組から進級したひつじさんが滑り台で遊んでいます。ひとりでステップを上がり、順番を守って滑ることができるようになった様子は微笑ましいかぎりです。また、ほし組から幼児クラスに上がった年少さんは、お当番さんの後についてお祈りの言葉を繰り返し、聖歌を覚えて一生懸命歌っています。少しずつできることが増えてきた子ども達。成長の一方では、つまづいたり思うようにいかないこともありますが、自分の力で一歩ずつ、少しずつ前へ進めるよう見守り、援助し、応援してあげたいと思います。

5月は、マリア様の月です。いつも私達を見守って下さる、みんなのお母さんであるマリア様のように、優しく温かい、愛に溢れた人になれますように。戦禍の中で苦しんでいる方、困っている方がいることを忘れず、その人達のために祈り、小さな力を貸すことができますように…。  

園長 泉川 由利子