園長のことば

いっしょにあそぼう!!

6月は、親子遠足、移動動物園、保護者会などお忙しい中参加していただきありがとうございました。幼児親子遠足では、広々とした公園で遊具やかけっこ、つき山登りや林の中の探索など思い思いに遊び、お家の方と一緒の時間をたっぷり楽しむことができました。移動動物園では、ウサギやモルモットを優しく撫でたり、陸ガメにまたがったり、また、おっかなびっくり蛇に触れたりなど、どのお子さんも興味を持って参加することができました。毎日の園庭遊びでは、バッタやちょうちょなど虫捕りをする子、フワフワと浮かぶ綿毛を追いかけ集める子、また、登園時やお散歩で、道端に咲くお花や草を摘んでマリア様やクリーム(園で飼っていたモルモット)のお墓に捧げる姿も見られます。小さな生きものや自然に触れる沢山の経験を通し、命の大切さや生き物を愛でる心が子ども達の中で育まれているようです。

「せんせい、きて。」「~してあそぼう!」子ども達から毎日のように言われる言葉です。まだひとりで遊べない乳児さんも、子ども同士で充分に遊びが成立する年長さんも、大人と一緒に遊ぶことが大好きです。虫探し、鬼ごっこ、縄跳び、砂場遊びやお絵かき…自分の好きなこと、興味のあることを共有し、「いいね!」「おもしろいね。」と、一緒に感じて欲しいのです。とはいえ、子どもと真剣に遊ぶというのも中々大変ですね。子ども達の中で決められた独特のルールがあったり、大人が面白いと思って提案してもあまり乗ってこなかったり、やっと盛り上がってきたところで用事が入り、中断しなければならなくなったり…。毎日わずかな時間ですが、遊びの中で子ども達の心の変化や困っていること、求めていること、また、頑張っていることや出来るようになったことに気付き、必要な時に手助けをしながら成長を見守っていきたいですね。

一学期も残り僅かとなりました。短い北海道の夏もいよいよ本番を迎えようとしています。この時期にしかできないことを経験し、遊びの中から沢山の新しい発見をして、心も身体もまたひとつ大きくなって欲しいと思っております。

園長 泉川 由利子