三つ子の魂百まで

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

「花川マリア認定こども園」は「北海道カトリック学園」に属し札幌、倶知安、長沼、岩見沢、登別、北広島、江別、旭川、小樽の幼児教育部門15園と旭川、北見の高校部門2校と合わせて17の大きな学園です。

キリスト教の教えに基づき一人ひとりがかけがえのない存在である大切なお子様の成長を心から願っています。

私は小学生でピアノを習い、保育科に入ってからまたピアノを弾き始めました。

ピアノを弾かなくなってしばらくたった頃、無償にピアノが弾きたくなって楽譜を引っ張り出しましたが、学生の時弾いていた曲が全く弾けませんでした。でも小学生の時に引いた曲は弾けたのです。子どもの時に身に付けたものは一生ものになると身をもって知ったのです。

「おはよう」「さようなら」と挨拶をする。

「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言える。

身支度を自分でするなど毎日の生活の中に身に付けたい一生の財産がたくさんあります。

振り返るとわが子が小さいときは、それに気が付かずバタバタと生活に追われていました。もっといろいろ伝えたらよかったと思っています。

乾いた植木鉢に水をあげると一気に土が潤うように、お子さんはすごい勢いでいろいろなことを吸収しながら財産を築いていることを時々思い出して下さい。

                      

 花川マリア認定こども園

                            園長 田中雅子

失敗する権利 

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

春の訪れを感じる今日この頃です。

なんだかわくわくウキウキしてくる春が私は好きです。

新入園の乳児さんの泣き声も少しずつ小さくなってきた様です。

初めてご家族から離れて過ごす花川マリア認定こども園は、お子様にとって初めての社会、そして自立の一歩になったのではないでしょうか

私は我が子を2歳から保育園に預けて働いていました。泣くこともなくスムーズに入園することが出来ました。ただ延長でお迎えが遅くなった時、「ずっと外を見て待っていましたよ!」と先生から言われた時、私が切なくなったことを思い出します。

我が子の子育ては全然順調ではありません。全く親の思うようにはなりません。それは大きくなればなるほどです。こうすればいいのにとか、こうして欲しいとか、辞めればいいのにとか山ほどありますが我が子は何ひとつ言うことをききません。

そんな時私の愚痴を聞いて「そうだよね、心配だよね。でも子どもにも失敗する権利は

あるよね」の一言にガーン!!!一撃でした。

「失敗は成功のもと」その経験を奪うことはできません。

いつまでたっても子離れできない自分がいました。

それから私は神さまを信じて我が子を見守るように努めています。

花川マリア認定こども園

 園長 田中雅子

入園・進級おめでとうございます

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

今年は春が来たと思ったらまた雪が降って、冬景色に逆戻りもしましたがやっと春らしくなってきたようです。それとともに花川マリア認定こども園はひとつお兄さんお姉さんになった明るい笑顔

と元気な声そして新しく入ったお子さんがおうちの方と離れて涙する声が入り混じった新年度が始まりました。

この度私は園長という大役を仰せつかりました。微力ながら精一杯勤めてまいります。

これからも保護者の皆さまと子どもたちに育てて頂きながら私自身も成長していきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。

ご家族から離れて花川マリア認定こども園での新しい友だちや先生とのたくさんの出会いとふれあいはお子さんの自立の大きな第一歩になります。

私たちはお子さまが大人になった時、自立したたくましい社会人となることを心より願っています。「よく食べ、よく遊び、よく笑い、よく寝る」そんな元気な子どもたちからたくさんパワーをもらって私たちも一緒に邁進してまいります。

皆さまのご理解とご協力のもと2025年度も神さまに守られ実り多き充実した年となるよう毎日お祈りしています。

                                 園長 田中 雅子

子ども達の顔

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

毎朝、各保育室から子ども達の可愛らしい歌声が聞こえてきます。お祈りの聖歌、季節の歌、昔から歌いつないでいる童謡…。異年齢クラスでは、年長さんが既に覚えている歌を大きな声で歌いリードしてくれるため、小さい子もすぐに覚えて口ずさむことができます。目でみる、耳で聞く直接の体験は、子ども同士の見よう見まねでよく身に付くようです。

先日の参観、保護者会では、子ども達が先生やお友だちと一緒にそれぞれの活動に取り組み楽しむ姿、最後までやり遂げる一生懸命な姿を見ていただきました。1、2学期は保護者の方が一緒だと泣いていた子も経験を重ね少しずつ自立していきます。ひとつ大きくなって新しい学年に進級すると子ども達の表情はその年齢らしい顔に変化していき、できることは自分でしようと頑張ります。「立場が人を成長させる」のは、子どもも大人と似ているのかもしれませんね。

3月。それぞれの子供たちが旅立ちの時期を迎えます。大好きな仲間との別れを惜しみながらも、新しい出会いやこれから始まる生活に希望を持ち、進学、進級に向けて意欲的に過ごして欲しいと思っています。

園長 泉川 由利子

成長の歩み

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

新年明けましておめでとうございます

雪の少ない穏やかな年末年始となりましたが、ご家族皆様いかが過ごされましたでしょうか。

今日、子ども達の笑顔が園に集まり、「あけましておめでとうございます。ことしもよろしくおねがいします。」と、ホールに元気な声が響きました。

久しぶりに会った子ども達は、少し背が伸び、顔つきもお兄さんお姉さんになったように見えます。「おじいちゃんの家に行ったよ。」「お年玉でゲームを買ったよ。」「スキー教室に行ったんだ。」と、楽しそうに話してくれる子ども達。

まとめの3学期、子ども達はどんどん成長していきます。歩ける距離が延びたり言葉が増えていく子、ひとり遊びから友だちの存在に気づき一緒に遊び始める子、文字や数字に興味を持つ子、また、我慢できなかったことができるようになり、自分のことだけでなく周りの人の気持ちを想像できるようになる子…つまづくこともありますが、それは進んでいる証。止まっている間は何も変化はありません。

ひとりひとり違う成長の歩みに寄り添い、つまづいたり転んだ時、手を差し伸べてあげられるよう、短い3学期の間も保護者の皆様と共に見守らせていただきたいと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

園長 泉川 由利子