園長のことば

ありがとう

夏休みが明け、また園舎に可愛らしい子ども達の姿と元気な声が戻ってきました。

「海に行ったよ。」「おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行ったよ。」…と、楽しそうに話してくれる子ども達の様子から、暑さにも日焼けにも負けずご家庭で夏を満喫していた様子が伺えます。園でも体調に気を付けながら、思う存分夏の遊びを楽しみたいと思います。

先日、ひまわりクラスの保育に入っていた時のことです。午睡明けのおやつの時間、手を洗って席についた年長さんに、「おやつの用意をおねがいします!」と、私はいつものように声を掛けました。張り切ってこちらに来てくれた年長さんの女の子は、お皿にのせたおやつを見ながら「ありがとうって言ってくれたらいいね。」「そうだね。」と、一緒に配るもうひとりの子と話していました。どんな展開になるかな、と様子をみていると、いつもその子がお世話をしている年少さんから真っ先に「ありがとう!」の声が聞こえました。その年長さんはおやつを配り終え満足そうな表情で席に着きましたが、その後私がお茶を配る時、とても丁寧に私に「ありがとう。」を言ってくれました。

~自分が言われて嬉しい言葉を相手にも伝える~子どもの素直な言葉の連鎖。これからも色々な

場面でそんな光景が見られると嬉しく思います。

夏から秋、冬へと季節が移り替わる2学期、残りの夏には水遊びや虫捕り、秋には紅葉の中での散歩や食物の収穫、冬には雪遊びなど沢山自然に触れ、心も身体も大きく成長して欲しいと思います。

2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

園長 泉川由利子