心身ともに成長していくことを願って

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

今年の夏も厳しい暑さが続きました。
夏休みの間も子どもたちは元気に登園し、室内でゆったり過ごしたり、散歩や、園庭での水遊び(乳児クラスも幼児クラスも、先生手作りの楽しい水遊びじょうろや、金魚すくい等があります)や、虫捕り、ままごとでの料理作り等を楽しみ、午後はぐっすりとお昼寝をしていました。
乳児クラスの子どもたちも水遊びが大好きです。自分で小さなバケツに水をすくい、バシャッとかかっても平気です。先生をねらってかけてみる、じょうろから水が出る様子をじっと眺める等、たくさん試して遊んでいました。
ご家庭でも引き続きご協力いただき、体調管理に十分配慮をしながら、皆が元気に過ごすことができました。ありがとうございます。

0歳から3歳までの子どもは、スポンジが水を吸収するように、環境の中からたくさんのことを吸収する力を持っています。そのことを、モンテッソーリは、『吸収する心』と言いました。また、モンテッソーリは、3歳から6歳の時期は、3歳までの間に吸収してためてきたことを、自分の心と体をよくつかって、たくさん発揮していく時期であることも言っています。
園生活の中で、先生と一緒に楽しい体験をたくさんしている乳児クラスの子どもたち、クラスのお兄さんお姉さんのたちの姿を見て学びながら、自分の力で一生懸命しようと頑張る年少さん、優しい心で小さな友達の心に寄り添う年中さんや年長さん。
これから子どもたちは、更に周りの様々なことに興味をもち、自ら関わろうとしていくことでしょう。
幼児クラスでは友達との関りも深まっていきます。優しく思いを受け止めてもらって嬉しかった経験、友達との関りの中で、思い通りにならないこともたくさん経験し、少しずつ相手の思いに気付けるようになっていくこと、どちらも大切です。
日々の経験を通して、子どもたちの世界が広がっていくよう応援していきたいと思います。

今後も状況に応じて、環境や一日の流れ等変えていかなければならないことが出てくるかと思いますが、子どもたちが安心して楽しく過ごすことが出来る環境作りに、職員一同努めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
神様に守られて、2学期も皆が無事元気に過ごすことが出来ますように。

園長 平野 志穂

子どもたち・ご家族・職員 皆が元気に過ごせたことに感謝

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

昨年の今頃は予想もしなかったことが起こり、感染拡大防止のため、教育・保育施設に合わせた生活様式をこども園でも取り入れることになりました。1日の生活の流れが大きく変わるため、休園・登園自粛明けの子どもたちの姿を想像し、とにかく安心して園生活に慣れることに重点を置きました。しかし、その心配の多くは、子どもたちの明るい笑顔と環境への順応性に吹き飛びました。
友達や先生との関わり、そして興味のあることにじっくりと取り組むことやたくさんの戸外活動等、周りの環境からたくさんのことを吸収していく子どもたち自身の力によって、こども園が安心できる楽しい場所になったのだと思います。
保護者の皆様は、心配もあった事と思いますが、毎日笑顔で子どもたちを送り出して下さいましたこと、そして日々の多大なるご協力に、心よりお礼申し上げます。

夏休みの間、ご家庭で過ごされる方、登園する子どもたち、ご家庭の状況に応じて様々です。例年のようにはいきませんが、感染防止に努めながら、夏ならではの遊びを工夫しながら 楽しむことができますように。

園長 平野 志穂

黄色の大型園バスが、8月から新しくなります。
22年間子どもたちの送迎をしてくれた黄色の園バスに、感謝の気持ちを込めて、今日は皆でお祈りをしました。黄色の園バスのデザインは、当時花川マリア幼稚園の園長先生だったカトリック花川教会の久野勉神父様です。
新しい園バスは何色で、どんなデザインか楽しみにしていて下さいね。(子どもたちにもまだ秘密にしています)
2学期の始業日は、久野神父様の司式で、新しい園バスの祝別式を子どもたちと一緒に行う予定です。
2学期は、幼児クラスの子どもたちは、園バスに乗って出かける機会をつくります。乳児クラスの子どもたちもバスが大好きです。お散歩に行く前に、ひつじさんとほしさんは止まっている園バスに乗せてもらっています。新しい園バスに乗せてもらうのも楽しみですね!

一人でできるようにお手伝い

投稿日: カテゴリー: 園長のことば

長かった休園、登園自粛期間があったことを忘れてしまうくらい、子どもたちの明るさや、順応性に感心する毎日です。
こちらに気付 くと手をあげてニッコリ微笑んだり、 声を出して呼んだり、先生たちに大分慣れて安心して過ごすようになった 0 歳てんし組の子どもたち は、食事もよく食べてくれます。
1 歳ひつじ組の子どもたちは、お散歩に行く時に自分で靴下を履いたり、外靴を 履く等、生活の様々な場面で自分 の ことを自分でしようと一生懸命です。「~ちゃん頑張れ~」と 、お友達の名前を呼んで応援する姿もあり、みんなひつじさんの お友達 ということが 、 子どもたちにしっかりと 伝わっていることを感じます。
2 歳ほし組の子どもたちは、シール貼りやパズル 等、 自分のしたい お仕事や遊びにじっくり取り組んでいます。 「楽しいね 」「 使いたい物を貸してもらえなかった 」「 もうお片付けだよ 」等 、先生や お友達に伝えたいことがたくさんです。 自ら はっきり伝える人、先生の力を借りて思いを伝える人など様々です が、 思い通りにならないことも学びながら、先生やお友達と一緒に過ごす楽しさをたくさん味わってい
るところです。
縦割りクラスのそら、にじ組では 密集を避けるために 生活の流れが変わりましたが、大分慣れ、 困っていることを伝えられる人が増えて来ました。 帰る時に「 園長先生 また 来るからね 」と 笑顔で 手を振る 年少さんの姿に、楽しく過ごせた様子 が伺えます。

『やりたいことを 一人でできるように 手伝って下さい』 これは 、 モンテッソーリ教育の中で大切にしている、子どもから大人に向けた心の声です。
子どもは、まだ上手に出来なくても、身の回りのことを一生懸命しようとしたり、内面から溢れ出る興味に従って、 全人格をかけて環境と関わろうとします。 そのような姿を見つけた時、大人はすぐに手を出したりせず 、 ちょっと見守ること、そして出来ないところを少しだけ手伝ってあげることが大切です。
その繰り返しの中で、手伝いがなくても一人で出来るようになっていきます。
0 歳から 6 歳の子どもたちが生活をするこども園。 月齢や学年によって 成長は様々です 。
子どもたちは、 これから 更に周りの様々なことに興味をもち、自ら関わろうとしていくことでしょう。 子どもの心の声に耳を傾け 、 子どもが 「一人でできた!」という喜びを 、 たくさん味わいながら自信をもって 生活をしていくことができますように。
ご家庭と園とで力を合わせて 子どもたちの成長を見守っていきましょう。

園長 平野 志穂