毎日、12時になるとこども園に隣接している花川マリア院から時を告げる鐘の音が聞こえます。
「あ、12時だね!」と、子ども達もそのカランカランと美しい音色に耳を澄ませています。
先日、年長さんがそのマリア院へ聖堂訪問に行きました。7月のお泊り会でマリア院の前庭をお散歩した時、「中に入ってみたい。」「窓がきれい。」と話していた年長さん。
当日、初めての訪問に少し緊張した表情の子もいましたが、「こんにちは。待っていましたよ。」と、笑顔で迎えてくださる院長先生、シスターに導かれ、聖堂に入ることができました。
シスターのお話しの中で、「何か質問はありますか?」との問いかけに「言葉はとても大事」「お恵みを大切にする」「僕はいろんなことを考えている」…など、手を挙げて発言していた年長さん。思っていること、考えていることを自分なりに言葉にし、伝えている姿がとても素敵に見えました。「聖劇も頑張ってくださいね。お祈りしていますよ。」と、シスターにあたたかい言葉をかけていただきマリア院をあとにした帰り道、「楽しかった。」「静かな気持ちになった。」「また行きたい。」と、みんなの感想が聞こえてきました。鐘の音が聴こえる度に、神様、そしていつも子ども達のために祈ってくださるマリア院の方々のことを心に留めることができたら、と思います。
11月18日から待降節が始まります。クリスマスの本当の意味を知り、困っている人や苦しんでいる人達のために自分達ができることを考え、また、温かい心と優しい気持ちを分けてあげられるように、子ども達と一緒に約束をしていきたいと思っております。
ご家庭でも献金など待降節のご協力をよろしくお願い致します。
園長 泉川 由利子