園長のことば

与え合い、育ち合う

早いもので、今日で2023年度修了の日となりました。入園、進級当初、まだ新しいクラスや生活に慣れずに泣いていたお子さんも、今では、自分の楽しみを見つけ笑顔で園生活を送るようになりました。また、3年ほど続いたコロナ禍で心配された子ども達の体力も、お散歩や園庭遊び、体操教室や日々の様々な活動の中で少しずつ増加し、積極的に身体を動かす様子も多く見られるようになりました。

お友だちとの触れ合いや遊びの中では、協力し合い、時にはぶつかり合いながら‘相手への感謝の気持、思いやりの心’を学びました。また、苦手なことや難しいと思うことにも挑戦し、自分で決め、やってみたりしながら失敗や成功の体験を繰り返して自信をつけました。そして、日々の祈りや宗教行事、神様のお話しを通して自分の身の周りの人達はもちろん、災害に遭った人、世界中の困っている人、恵まれない人達の幸せや平和を願う心も育ちました。

ずっと一緒に過ごしてきた年長さんが卒園し、寂しい気持ちと同時に大好きだったお友だちの優しさや頼もしさを思い出し、そうなりたいという憧れの気持ちも育まれていることでしょう。与えてくれた思いやりを今度は与えながら、互いに育ち合って欲しいと思います。

今年度も当園の教育保育にご理解ご協力をいただき様々な場面で温かく支えて下さいましたことに心より感謝申し上げます。これからも子ども達、そしてご家族の皆様に神様からの豊かなお恵みがありますように、お祈り申し上げます。

来年度の花川マリア認定こども園もどうぞよろしくお願い致します。

園長 泉川由利子