園長のことば

冬のあそびと心の成長

新年あけましておめでとうございます。

お正月早々の震災や航空機の事故に、皆様も胸を痛めていらっしゃることと思います。

「じしんでおうちがこわれたひとがはやくかえれますように。」と、毎日子ども達の祈りが聞こえてきます。被災された方のために今私達ができることを共に考え祈りながら、日常に感謝し過ごしていきたいと思います。

年明けに降った沢山の雪で、園庭には大きな雪山ができました。冬休み中、2,3号と預かり保育の子ども達は、毎日のように雪遊びを楽しみました。雪を積み上げた山は所々デコボコしていて、どこに手や足をかけて登るとてっぺんまでいけるのか?と、自分でルートを探すのもまた面白く、「こっちのほうがのぼりやすいよ!」と子ども同士で教え合っている様子も微笑ましく見られます。体の小さいほし組さんが中々上に上がれず苦労しているところにサッと手を出し助けてあげたり、転んで顔中雪だらけになった年少さんの雪を払い、ぎゅっと抱きしめてあげる年長さんの優しく頼もしい姿を見ると、もうすぐ一年生になることを改めて感じ、成長の嬉しさと同時に卒園の寂しさも込み上げてきます。

一年のまとめの3学期が始まります。進級・進学に向けた活動が多くなり、その中でまたお子さんの成長が見られることでしょう。毎日一緒に過ごしてきた友だちとの時間を大切にしながら、残り少ない日々を楽しんで欲しいと思っております。

園長 泉川由利子