園長のことば

クリスマス発表会を終えて それぞれの成長

先日のクリスマスお祝い会では、お忙しい中衣装などの準備、そしてまた今年もコロナ対策のため人数制限などご協力をいただき、本当にありがとうございました。どの学年もこの日に向けて少しずつ練習を積み重ねてきました。初めてステージに上がり、笑顔も泣き顔も愛らしかったてんしさん。自分の出番に登場し、お返事と歌がとても上手だったひつじさん。最初から最後まで役になりきり楽しそうに演じるほしさんの堂々とした姿には、昨年からの大きな成長を感じました。また、入園して間もない満3歳さんは小さな手や足で精いっぱい表現し、年少さんが先生の指揮に集中して楽器を演奏する姿にはひとりひとりの真剣さを、また、大好きな歌や遊戯を盛り込んだ年中さんの劇では、お友達同士で台詞や歌を教え合い、協力しながら作品を完成させていく様子が見られました。

そして、素晴らしかった年長さんの聖劇。神様がイエス様を私達に下さった大切な日である、というクリスマスの本当の意味を伝えるため、そしてその姿を神様にプレゼントするために20名全員が心を込めて演じました。救い主イエス様のお誕生は、天使から一番最初に羊飼いに伝えられた、とされています。当時、子どもの仕事であったひつじの番。まだ汚れのない羊飼いの心に天使の声が響いたのと同じように聖劇を成功させようと純粋な気持ちでこの作品に取り組んだ子ども達の姿には感動がありました。

明日から、冬休みに入ります。休み中は、ご家庭でのクリスマスや年越し、お正月など日本の伝統文化や行事に触れ、また、寒さに負けず外へ出てたくさん遊び、北国ならではの冬の経験をさせてあげて下さい。

2学期も大変お世話になりありがとうございました。新しい年、心も身体もまたひとつ成長したお子さん達に会えることを楽しみにしています。どうぞ、良いお年をお迎えください。

園長 泉川 由利子