園長のことば

繋がり

秋が深まり、マリアこども園の周りの木々も色とりどりに紅葉しています。お父さん、お母さんときれいな落ち葉を拾うことを楽しみにしながら徒歩で登園して来る子、お散歩で見つけたどんぐりの実を玄関のマリア様に捧げている子…それぞれの「秋」を見つけ、季節を感じているようです。

2学期以降、満3歳になったお友だちがエンゼルクラブから幼児縦割りクラスに仲間入りしました。同じクラスのまだ小さな満3歳さんを可愛がり、朝の支度をはじめ身のまわりのことをお手伝いしてあげるお兄さん、お姉さんの姿を毎日みかけます。自分が年少さんだった時に大きい子にしてもらっていたように「○○ちゃん、おいで。」と、優しく声を掛け、手をつないでやる様子に優しさや思いやりが縦に繋がれていることを感じます。

また、先日行われた「おみせさんごっこ」では、小さい子と大きい子がペアになり、お買い物をしたり店員さんになって動きました。「○○ちゃんはどれを買うの?」と言って、お財布の中からお金を出してあげたり、ゲームの仕方を教えてあげたりなど、リードする大きい子の姿は頼もしく、小さな子も素直にその言葉を聞いていました。また来年、この頼もしさも繋がれていくことと思います。

11月14日から待降節が始まります。クリスマスの本当の意味を知り、困っている人や苦しんでいる人達のために自分達ができることを考え、また、温かい心と優しい気持ちを分けてあげられるように、子ども達と一緒に約束をしていきたいと思っております。

ご家庭でも待降節のご協力をよろしくお願い致します。

                              園長 泉川由利子