園長のことば

大きくなったね

長期休みが明け、久しぶりに子ども達に会うと必ず思うこと。それは、「少し会わないうちに、大きくなったなぁ…。」です。先日、ある男児が登園して来るなり職員室にいた担任の先生のところに駆け寄ってきました。「せんせい、あしどのくらいになったの?ってきいて!」その子の足には、真っ白な新しい上靴が履かれていました。「○○君、足どのくらいになったの?」リクエスト通りに担任が問いかけると、「19だよ!!」その子は、その場にいた先生達の「すごいねぇ、大きくなったね。」の言葉も聞かないうちに、それだけ言って嬉しそうに職員室を出ていきました。「大きくなる」ことは、子どもにとって嬉しいことです。毎日みていると気づかない身体の成長と同じように子ども達は心も日々成長しています。転んでも泣かないで我慢できるようになった、順番が守れるようになった、苦手なものが食べられるようになった、ファスナーをしめられた…少しの変化、成長にいつも気付いてやり、「できたね。」「えらかったね。」と、「大きくなった」ことを一緒に喜んであげたいものですね。

9月に行われる運動会は、全園児での開催を予定しております。先生や友だちと一緒に喜んで練習や本番に取り組み、お互いの力を認め合ったり、走り、競い合い、勝って喜び負けて悔しがる経験が、また心の成長に繋がりますように。頑張っているお子さんへの励まし、見守り、そしてあたたかい応援をよろしくお願いいたします。

園長 泉川 由利子