こども園に隣接している花川マリア院。コロナ禍で聖堂訪問、交流ができない日々が続いていましたが、感染が落ち着いてきた為、先日、年長さんの訪問が叶いました。
以前、マリア院の前庭をお散歩した時のこと、「中に入ってみたいな。ステンドグラスきれいだね。」と、話していた年長さん。訪問前日には、「楽しみだな。」「行ってみたい。」という声が聞こえる中、ひとりの女児Aちゃんが「私はいや。行きたくない。怖いから。」と訴えてきました。「大丈夫。怖くないよ。神様がいらっしゃるお家だから一緒に行こうね。」と伝え、心配しながらも当日を迎えました。
初めて入る聖堂に少し緊張していた子ども達でしたが、静かな気持ちで手を合わせ祈り、あたたかい笑顔で迎えて下さったSr.先生のお話を静かにお聞きすることができました。園に戻ってから「どうでしたか?感想をお話したい人はいますか?」との担任からの問いに、真っ先に手を挙げ「お祈りが楽しかった!緊張しなかった。」と、笑顔で答えてくれたのは前述の女児Aちゃんでした。聖堂の怖いイメージは小さな心の中で変化したのでしょう。それに続き「きれいな心になれた。」「Sr.先生が優しそうだった。」「年少、年中さんも行けたらいいね。」と、感想を言い合う年長さんの姿がありました。これからクリスマスに向け、聖劇に取り組む姿を神様が見守って下さることでしょう。
11月15日から始まる待降節。自分の周りで困っている人達、また、遠くはなれ、見えないところで苦しんでいる人、弱っている人達のために自分の小さい心と力を使って何ができるか、ということを考え実行していけるようお子さん達と一緒に約束をしていきたいと思っています。 ご家庭でも献金など待降節のご協力をよろしくお願い致します。
園長 泉川 由利子