さわやかな風が吹き、園舎前にはライラック、つつじ、ポピーなどの花が色とりどりに咲く季節となりました。土曜保育の日は、大学のグラウンドからよさこいソーランの練習をする学生さん達の気合いの入った声と大きな音楽が聞こえてきます。初夏の訪れももうすぐですね。
朝、玄関のチャイムが鳴り、子ども達が次々に登園してきます。「は~い」と、インターホンを繋ぐと、「○○です!」と、自分で名前を言って元気に入って来る子がいます。また、毎日職員室に顔を出し、「おはよう」と言いに来てくれる子もいます。乳児さんは、言葉の代わりに「バイバイ」の身振りや笑顔で挨拶してくれます。
園の朝は、挨拶から始まります。まだ調子が出ない子、少し眠たい子、泣いて登園してきた子…朝の子ども達の様子は日によって様々ですが、お互いの目を見て挨拶し、コミュニケーションをとることで「よく来たね、待ってたよ。」という気持ちが伝わり、園に居場所があるという安心感を持つきっかけになってくれれば、と思っています。まだ恥ずかしくて中々言えない子には、その表情を見て「おはよう…」の心の声を想像しています。自然に言葉が出てくる日を楽しみに、焦らず積み重ねていきたいですね。
この良い季節、園庭でシャボン玉を追いかけたり、花びらを使って色水あそびを楽しむ乳児さんの可愛らしい姿が見られます。また、外遊びの後、学年別にマラソンをする幼児さんの足も少しずつ速く、軽快になってきました。夏の遊びや運動を通して友だちとのかかわりを広げ、充実して過ごして欲しいと思っています。
園長 泉川 由利子