毎朝、各保育室から子ども達の可愛らしい歌声が聞こえてきます。お祈りの聖歌、季節の歌、昔から歌いつないでいる童謡…。異年齢クラスでは、年長さんが既に覚えている歌を大きな声で歌いリードしてくれるため、小さい子もすぐに覚えて口ずさむことができます。目でみる、耳で聞く直接の体験は、子ども同士の見よう見まねでよく身に付くようです。
先日の参観、保護者会では、子ども達が先生やお友だちと一緒にそれぞれの活動に取り組み楽しむ姿、最後までやり遂げる一生懸命な姿を見ていただきました。1、2学期は保護者の方が一緒だと泣いていた子も経験を重ね少しずつ自立していきます。ひとつ大きくなって新しい学年に進級すると子ども達の表情はその年齢らしい顔に変化していき、できることは自分でしようと頑張ります。「立場が人を成長させる」のは、子どもも大人と似ているのかもしれませんね。
3月。それぞれの子供たちが旅立ちの時期を迎えます。大好きな仲間との別れを惜しみながらも、新しい出会いやこれから始まる生活に希望を持ち、進学、進級に向けて意欲的に過ごして欲しいと思っています。
園長 泉川 由利子