園長のことば

喜びあふれるクリスマス

今年もあと1か月となりました。今年は新型コロナウイルス感染症の流行が、社会に大きな影響を与え、更に心配な状況が続いています。ただ、子どもの感染は大人から子どもにということが明らかになってきています。今、園でもご家庭でも懸命に努めている感染防止対策を続けていきましょう。

さて、花川マリア認定こども園では、待降節の2週目を迎えました。幼児クラスの子どもたちは、週初めはホールに集まり、アドベントクランツに火を灯し、世界中のたくさんの人のことを思いお祈りをしています。乳児クラスも子どもたちの様子に合わせて一緒に参加をしています。お兄さんお姉さんの姿を見つめながら、先生と一緒に小さな手を合わせる姿に子どもたち一人ひとりの心に神様がいて下さることを感じ、とても温かな気持ちになります。

園内にクリスマス飾りが少しずつ増え、子どもたちはクリスマスの雰囲気を感じ、とても嬉しそうです。クリスマスはプレゼントがもらえる日、ケーキ―を食べる日、子どもたちの楽しみがたくさんありますが、クリスマスはイエス様のお誕生日。イエス様が一番喜んで下さるプレゼントは、一人ひとりの『きれいな心』『優しい心』『我慢をする心』です。その心をいっぱいにして、イエス様にプレゼントしましょうとお話をしています。

聖劇発表会に向けて、年長さんの活動も進んでいます。声が大きくなった、歌が上手、衣装がカッコイイなど、友達の素敵なところを認め、互いに応援し合う年長さんの姿に成長を感じ、嬉しく思う毎日です。

コロナ禍にあっても、子どもたちがクリスマスを楽しみ過ごす姿や、夢中になって遊ぶ姿は変わりません。園行事など変わったことはたくさんありますが、子どもたちが先生や友達との関わりの中で、楽しい体験を重ねていくことができるように、そして皆、神様から愛されて いるかけがえのない存在であることを伝えていきたいと思います。

園長 平野 志穂