園長のことば

2021年5月

新年度がスタートして数週間。子ども達も新しいクラスや先生、環境に少しずつ慣れてきたようです。入園式翌日、お母さんが恋しくて涙が止まらなかった子も、日を追うごとに園生活での楽しみを見つけ笑顔で過ごす姿が見られるようになりました。
自分の靴箱、自分のロッカー、自分のお道具箱、自分のお部屋…など毎日決まった場所があり、迎えてくれる先生達、そして大好きなお友達がいるこども園。ここを心地よい場所と感じ、安心して過ごせるようになって欲しいと思います。

園舎の周りに暖かい風が吹いてくる季節、子ども達の大好きな外遊びも始まりました。砂場ではスコップで穴を掘り、どこまで深くできるかお友達と競っている年長さんがいます。汽車の下では、「いらっしゃいませ~。」の声が聞こえ、行ってみると「カフェです。注文できますよ。」との誘いを受けました。誰が先に作るのか、また、メニューは何があるのか、など子ども達の中で小さな揉め事が起こりますが、その度に「順番に作ろうね。」「何でも売っているカフェにしようね。」など、みんなで考えたり話したりしながら遊びがすすんでいきます。戸外の気持ち良さを感じながら友達と沢山の経験をし、仲を深めて欲しいと思っています。

また、5月はマリア様の月です。いつも、私達を見守って下さる、みんなのお母さんであるマリア様のように、優しく温かい、愛に溢れた人になれますように。

園長  泉川 由利子