園長のことば

こども園のリズムを取り戻しましょう

 暑い毎日がつづいた夏休みが終わり、2学期が始まりました。始業式では、背中をピーンと伸ばしてお話を聞く、お祈りをする姿がありました。夏休み中は、お家でゆったりと過ごして、家族の絆をつくり2学期のエネルギーを充電していただけたように思います。また、家族旅行、七夕、そして、盆おどりなど地域の様々な行事を体験し、子どもたちは心も体も成長したことがわかりました。久しぶりに登園すると今までの生活のリズムを取り戻すまで、少し時間がいるかもしれません。そして、玄関でお別れするのが寂しくなることもあるかもしれませんが、みんなと仲良く、元気いっぱい過ごせるように見守っていきますので、よろしくお願いします。

まだ暑い日がまだ続きますので、体調管理をよろしくお願いいたします。

読み聞かせを通して 親子の絆を

夏休み中に神戸に行く機会があり、そこで開催されていた「ずっとつながるえほんの世界」(偕成社)という子どもの本展を見てきました。最近は活字離れ等が指摘されていますが、参加していた親子の皆さんは、お気に入りの一冊を読んであげている姿や大型絵本の中で絵本の世界に入って楽しんでいる姿を見てきました。幼児期においては、週3~4日以上の読み聞かせが、年少では6割、年中では5割、年長でも約5割が読み聞かせをしてもらっていて、一日5分以上30分以内の読み聞かせが8割という調査もあります。そして、小6での学力学習状況調査等では、読書好きの子どもたちの学力は、本を読む習慣がない子よりも高いという結果もあります。ですから。将来の自らの夢を実現するためにも、本に親しむ、読書の大切さや面白さを子どもたちに伝え、良い習慣にすることは大切だと思っているところです。

こども園では、先生の読み聞かせや読みたい本を見つけて、絵本の世界を楽しむ子どもたちの姿が日常的にあります。また、ご家庭においては、お仕事や生活等で多忙を極める中、子どもたちと過ごす時間も限られていると思います。そのような中、絵本の読み聞かせは、親子の絆を深める最高の手段です。毎日短い時間でも読み聞かせをすることが、親と子が一緒に物語の世界を共有する特別なひとときとなると思います。親の温かい声に包まれて、子どもは安心感を得ると同時に、親との信頼関係が強化されていきます。日々の絵本の読み聞かせを通じて親子の絆が深まり、さらに子どもの情緒の安定にもつながり、親にとっても子どもの成長を見守ることができる貴重な時間となるのではないかと思います。

子育ては、「言ったようにはならない。したようになる。」とも言われています。夜寝る前の読み聞かせが、お子さんにとって一日の終わりを安心して迎えるための儀式となり、親子が笑顔になる幸せな時間、そして明日への活力となる睡眠に繋げていただければと思います。

                              園長  大 野 伸 仁