「おはようございます!!」と、元気な子ども達の声が今日も園舎に響いています。緊急事態宣言が解除され、全園児の登園を再開することができ、嬉しく思っております。この期間、家庭保育へのご理解・ご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。解除されたとはいえ今なお不安は消えませんが、いつかやって来る穏やかな日常を信じ、園での感染対策を全職員で行っていきたいと思います。
先日、園内研修の中で職員に投げかけた質問があり、その一部を紹介したいと思います。
Q①「日々の保育の中で大切にしていることは何ですか?」
②「これからの社会で子ども達に伝えたいことは何ですか?」
A①「保育者も環境の一部。常に穏やかで、一人ひとりの心に寄り添えるように。」「何でも手伝い過ぎず、声をかけ過ぎず、自分で考えてできるように見守る時間をつくること。」「一人ひとりの行動の意味を考え、否定せず寄り添うこと。」「教師として一つ一つの行動、言葉使いに気を配り、子どもの手本となれるように。」
②「個性の大切さ、違いを認める心」「自分を好きでいることの大切さ」「自分の意見をしっかり持ち、自分で考えて行動できるように」「生きる力を身につけてほしい」「自分が受けた愛情を返せる人になって欲しい」「困難にぶつかった時、負けない心」「自分はもちろん、人とのかかわり、繋がりを大切にして欲しい。」「思いやり、感謝の心」
私自身、子ども達の人格形成に大きな影響を与える幼少期に一人ひとりと丁寧に向き合うこと、楽しさ、嬉しさを共感し、悲しみや辛さを乗り越える必要な手助けをしてやれる、そして成長への気づきや悩みを保護者の皆様と共有できる保育者でありたい、と思っています。
「みんながころなになりませんように。」「ころなでくるしんでいるひとにおくすりやちゅうしゃをあげてください。」
毎日、お当番さんとみんなが声を合わせて祈っています。思いやりの心、祈りは子ども達の成長と共に形となって届くことと思います。
園長 泉川 由利子