園長のことば

~実りの秋、子どもたちの成長に感謝~

さわやかな秋晴れが心地良く、子どもたちの散歩も楽しい季節となりました。
大学の敷地内を散歩に行った子どもたちが、お土産にどんぐりや草花を持って帰って来ます。幼児クラスの子どもたちは、自分のお散歩バッグを持って出かけ、「お母さんのプレゼント!」「マリア様にあげるの」「クリームくんにお土産」(モルモットのクリームはタンポポの葉やハコベが大好きなのです)と、嬉しそうに見せてくれます。

最近は、幼児クラスの子どもたちの異年齢同士の関りが深まり、誘い合って遊びに出かけています。また、年少さんが困っている姿を見かけると(先生やお兄さんお姉さんに「手伝って」と言える年少さんが増えました)、優しく声をかけて手伝う年中、年長さんの姿があります。年中さんが、時には年長さんと見間違うほど頼もしさを発揮していて、見ている先生たちは、子どもたち同士の関りに任せ、微笑みながら見守ることが増えました。

夕方になると、少し気分転換に先生と職員室に遊びに来るてんし組やひつじ組の子どもたちがいます。先日遊びに来たてんし組さんは、先生と抱っこで散歩をしたり、歩いて職員室を一回りし、廊下の聖母子像の前まで行った時、自らパチンと手を合わせてニッコリとしていました。傍にいた先生もその姿に微笑み、その場に居合わせた私も、大変嬉しい気持ちになりました。いつも散歩に行く時に、先生と聖母子像に「マリア様、イエス様行って来ます。」と手を合わせていることを覚えているのです。子どもたちにとって神様、マリア様、イエス様が身近な存在となっている姿を感じた一場面でした。

さて、10月は、お店屋さんごっこ、七五三のお祝い、焼き芋会などの楽しい行事を通して、子どもたちの生活が一段と活気を増してくることでしょう。幼児クラスの子どもたちと、乳児クラスの子どもたちとの交流も楽しみです。
ご家庭や園での様々な体験の一つひとつが子どもたちの力となり、これから益々逞しく成長していくことでしょう。子どもたち一人ひとりが、自分のしたいことに十分取り組む時間も大切にしながら、充実した園生活を送れるようにしていきたいと思っております。実り秋、神様からのお恵みを感じながら、皆が元気に過ごすことできますように。

園長 平野 志穂

先日、年長さんとの散歩の帰りに、園舎の玄関付近でニョロニョロと動くものを発見しました。体長は細く、20cmほどでしたが、職員が調べたところ「アオダイショウ」とのことでした。シマヘビはたまに目撃しますが、アオダイショウは初めてです。
緑に囲まれた園舎のため、キツネ、タヌキ、ネズミ、リス、蛇、そして様々な虫がいます。園生活の中でも十分に気を付けておりますが、保護者の皆様も送迎の際にはお気をつけ下さい。